初めての方へ
不妊といってもその原因はさまざま。
患者様の心と身体にしっかり向き合い、それぞれに応じた検査や治療法を提案、実施してゆきます。
当院では毎日たくさんの方から不妊治療についてお問い合わせを頂いております。
経験豊富な医師やスタッフが全力でサポート致します。
オンライン診療もおこなっておりますので、遠方の方でもまずは気軽にご相談下さい。
※コロナウイルス感染予防のため流行地からお越しの方の来院は御遠慮頂いております。
ご理解とご協力のほどよろしくお願い致します。
・一般不妊治療
・体外受精
・特殊な不妊治療技術の概要
・不育症
・勃起不全
・卵管鏡下卵管形成術外来
・遺伝不育外来
・着床障害外来
・がん生殖医療外来
・レーザー外来
・未熟卵体外受精
・各カウンセリングのご案内
・生殖心理カウンセリング
・生殖栄養カウンセリング
・生殖遺伝カウンセリング
・ATレッスン(自律訓練法)
・統合医療プログラム
・各補助治療のご案内
・ファータイルフィットネス&受胎気功
・アロマトリートメント
・受胎鍼
・ビジョンヨガ
・胚凍結のための新技術
・胚盤胞移植
・2段階胚移植法
・アンタゴニスト
・イントラリピッド療法
・がん治療中に卵子や精子凍結をお考えの方へ
院長・理事長 岩浅 義彦
左から 培養士:東 直之、医師:松原 正和
AERA 2006年6月号
週刊朝日2004年10月号
読売新聞2008年5月4日
当院の評判を聞いて、北は北海道や東北などの遠方からも治療に来られる方もたくさんいらっしゃいます。
その中から当クリニックに通院されて、めでたくご懐妊された方の治療履歴のいくつかです。
赤ちゃんを待ちながら治療を続けておられる方の参考と励みになればと思います。
Yさん(36歳) |
---|
他院にて配偶者間人工授精(AIH)の治療を7回受けられましたが、妊娠不成功。当院にて体外受精(IVF-ET)の治療を開始し、2回目のIVF-ETで妊娠されました。 |
Kさん(32歳) |
---|
不妊原因:両側排卵閉塞 体外受精(IVF-ET)の治療を開始。 |
Sさん(34歳) |
---|
他院にて8回の体外受精を受けられましたが、妊娠不成功。当院にて体外受精(IVF-ET)の治療を開始し、2回目のIVF-ETで妊娠されました。 |
Mさん(28歳) |
---|
不妊原因:夫が乏精子症 体外受精(IVF-ET)の治療を希望され、治療を開始。 |
はじめに治療や検査に対する考えなどをお聞きします。自分の思いを言葉に出してください。それにより様々な要因が整理され、これからの選択をお手伝いするとともに、医師とのつながりや信頼関係を築くことに繋がるからです。
気持ちの整理がついてから。見つかった課題にどう取り組めばいいのかについて、一緒に具体的に考えていき、対応策の面でいくつかの選択肢を提案することができます。
不安や疑問、どうしたらいいかわからない思いなど医師やスタッフに気軽にご相談ください。
スマホで不妊治療のカウンセリング
遠方の方や個別で当院の不妊治療について医師に相談したい方など、おうちに居ながら空いている時間にスマホで不妊治療の診察が受ける事ができます。治療に関する疑問点や心配な点など詳しく医師に相談することができます。
お気軽にお問い合わせ下さい。
※オンラインカウンセリングでゆっくり相談されたい方や初診の方は土曜日に診察予約をお願い致します。
受精や妊娠というのはホルモンの分泌と密接な関わりがあり、これらのホルモンを司る脳下垂体系は、心にも大きく影響を及ぼします。先端科学技術を駆使した治療を行っても、不妊症というのは半分心の問題だともいえます。つまりストレスによってなかなか妊娠できない状況になることもあるのです。社会的なストレスや、治療に対するストレス、かさむ治療費の心配。また、日本社会の古い考え方などの不妊が理解されないストレス。女性たちは、そうしたことをずっとひきずったまま、治療を続け、妊娠までに長い時間を要することがしばしばあります。
不妊は、そうした心のケアがとくに必要な領域だと思います。
当クリニックでは治療内容について、あるいは治療費などの事務的なことについても、しっかりした説明をしながら納得のいく治療を進めていきたいと思います。
2011年3月に移転、新装開院した「セント・マリー不妊センター」では、
最新の機器と技術スタッフを揃え、体外受精、顕微授精を行っています。
セント・マリー不妊センター
〒573-0086
寝屋川市香里本通町8-3 かほりまちテラス3F
TEL:072-831-1666(イワサクリニック共通)
検査のステップ | 結果 |
(1) 基礎体温の測定 | 正常な排卵の有無や排卵後の黄体機能の状態を推測できます。 |
不妊の原因はたいていの場合いくつかの要因が複雑に重なりあっています。的確な治療を行うためには、特に女性については月経のサイクルに合わせた多角的検査を行うだけでなく、精神的な影響を受けやすい機能については検査を繰り返すこともあります。
不妊治療を行っていく上で、ご夫婦の協力は最も重要です。原因を探すための様々な検査からはじまり、不妊治療は長期に渡ることも多いため、お互いの理解と協力が成功率を高める鍵となります。
(2) 精液検査(精子数、精子運動率、奇形率) | 正常な精子かどうかが分かります。 |
(3) 排卵日に行う頸管粘液検査 | 精子の進入に十分な頸管粘液が産生されているかが分かります。 |
(4) 排卵日に性交し、頸管粘液中の精子の状態を調べるフーナーテスト | 夫の精子と妻の頸管粘液との相性やそれらの異常の有無が分かります。 |
(5) 子宮の形と卵管の通過性を調べる子宮卵黄管造影検査 | 卵管が詰まってないか、子宮の形が正常かどうかが分かります。 |
(6) 卵胞の発育、子宮卵巣の状態を調べる超音波検査 | 子宮内膜の状態や子宮の形、卵胞が正常に発達しているかが分かります。 |
不妊治療といっても、すべての患者様が体外受精・顕微授精を必要とするわけではありません。当院では患者さんにとって身体的にも、精神的、経済的にも負担の少ない治療法からチャレンジしていただくようお勧めしています。
女性が妊娠するチャンスは年に12回と限られているため検査も治療もすべて女性の体のサイクルに合わせて行います。治療にはその様に時間がかかるため、女性の年齢にある程度の余裕があれば(目安として35歳未満)、必要最小限の治療とタイミング指導を行いますが、しかし、難治性不妊症や、女性の年齢が高くて治療期間が限られているような場合には、早い時期に体外受精などの方法を行うこともあります。
この様に、患者様と医師が充分話し合った上で、ステップアップしながら治療していきます。
治療のステップ | 方法 |
(1) タイミング指導 | LHサージ・卵胞ホルモン値、超音波検査などから排卵予測を行い、医師により指定された日に性生活を行います。 |
(2) 配偶者間人工授精(AIH) | 予測した排卵日にマスターベーションで採取した精子を直接子宮に注入します。 |
(3) 体外受精・肺移植(IVF-ET) | 体外受精-胚移植法は、卵子を体の中から一度取りだして、男性から採取した精子とシャーレの中で受精させ、受精した卵を子宮内に戻す方法です。 |
(4) 顕微授精 | 顕微鏡下で卵子に精子を直接注入し、できた受精卵を子宮に戻します。 |
※この順番は、患者様の状態と話し合いにより変わることがあります
妊娠のしくみ(下図参照) | 原因(女性の問題) | 原因(男性の問題) | |
1 | 卵巣から卵子が飛び出し、卵管に移動します。 | ホルモン分泌が悪い場合や卵巣自体になんらかの問題があって排卵障害が起きることがあります | |
2 | 卵子は管膨大部で精子を待ちます。 | 頸部から分泌される粘液が少なかったり感染を起こしていると、精子が子宮内に侵入できません。女性の身体が精子を異物とみなし抗体を作ると(抗精子抗体)、精子は死滅します。卵管が詰まっていたり癒着していたりすると、精子は卵子のところまでたどり着けません。 | 精子の数が少なかったり精子の運動が悪い等の異常があると、精子は卵子にたどり着けません。 |
3 | 精子が卵子に侵入し、受精が成立します。 | 精子や卵子に何らかの異常があり受精しないことがあります。 | |
4 | 受精卵は分割を繰り返しながら3~5日かかって子宮内へ運ばれます。 | 受精卵に異常が起こり途中で死滅することがあります。 | |
5 | 受精卵は子宮内膜の中に埋没し、着床します。 | 子宮内膜が未発達だったり子宮の奇形等の異常があると、受精卵は着床できません。 | |
6 | 子宮内膜で受精卵は成長し、やがて赤ちゃんになります。 | ホルモン分泌が異常だったり、着床した胎児になんらかの異常があると流産が起きます。 |